ANAは国際線の特典航空券に必要なマイル数を通常より20%少なく発券できる「減額マイルキャンペーン」を実施している。

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対象となる路線は毎月指定され、目的地によってはビジネスクラスも乗れる。

今日はこのキャンペーンを使って、国内をお得に旅する提案をしたい。

国際線の特典航空券なのに国内旅行?と思われるかもしれないが、以下順に説明していくのでご興味がある方は最後まで見て欲しい。

まず2019年11月と12月の対象路線を見ると、羽田発着のソウル便が対象に入っていることがわかると思う。

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ソウルは近距離なので通常でも1.5万マイルで発券できるが、キャンペーンならわずか1.2万。
ヘタな国内線特典航空券よりも安く行ける。

これだけ聞くと、えっ?ソウル?
今は政治的にアレだし、興味がないので行きたくないと思われるかもしれない。

が、まぁ続きを聞いて欲しい。

ANAの国際線特典航空券は国内線を最大4区間まで連結しても、マイルの増額がないという特徴がある。

これをフルで活用すると、以下のような旅程が可能になる。

1日目:国内線①
2日目:国内線②
3日目:羽田→ソウル(往路)
3日目:ソウル→羽田(復路 / ソウルは日帰り)
4日目:国内線③
5日目:国内線④

これでも必要マイル数は1.2万。

国内線は国際線の乗り継ぎ扱いになるため、経由地で24時間を超える滞在はできないものの、ちょっとした観光をするには十分な時間。

これを踏まえて、例えばこんなコースはいかがだろうか。

■東京在住の場合
(東京から静岡まで新幹線で移動)
1日目:静岡→新千歳(泊)
2日目:新千歳→羽田(自宅に戻る)
3日目:羽田→ソウル
     ソウル→羽田(自宅に戻る)
4日目:羽田→那覇(泊)
5日目:那覇→名古屋
(名古屋から東京までは新幹線で移動)

一部は新幹線に乗るが、北海道と沖縄が同時に楽しめて現地で宿泊もOK。
また旅行中に自宅にも帰れるので、旅費を抑えられる。

実際発券するとこんな感じ↓

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見辛くて申し訳ないが、1.2万で上記の旅程が予約できるのがわかると思う。

続いて大阪在住の場合
1日目:大阪→新千歳(札幌泊 / 定山渓温泉でゆったり)
2日目:新千歳→羽田(東京泊 / ディズニーランドでみっちり)
3日目:羽田→ソウル
     ソウル→羽田(東京泊 / 高級ホテルでしっとり)
4日目:羽田→那覇(那覇泊 / ビーチサイドでまったり)
5日目:那覇→大阪

これも1.2万で発券OK。
もしこの旅程を有償で乗ったら、とんでもない金額になると思う。

それがわずか1.2万マイルで北海道と東京、沖縄の3都市が同時に楽しめるなんてエクセレントすぎやしないだろうか。

他にも羽田⇄ソウルを旅程の軸に組み込めば、日本各地を周遊する様々な旅程が組める。

ご興味がある方は是非試してみて欲しい。

但し注意点が2点ある。

まず1点目は経由地での滞在は最大で24時間以内にすること。

これは乗り継ぎの場合、経由地の滞在時間は最大で24時間と定められているためで、これを超える旅程を組むとエラーになる。

例えば12:00に新千歳に降りたら、翌日の12:00までに出発する便を選ぶこと。
(但し目的地は24時間を超える滞在が可能)

2点目は同じ都市は往路、復路とも各1回しか通過できないこと。

例えば以下のような旅程はエラーになる。

1日目:羽田→新千歳
2日目:新千歳→羽田 ※1日目で羽田を通っているのでエラー。
3日目:羽田→ソウル
ーーー(ここまで往路)ーーー
ーーー(ここから復路)ーーー
3日目:ソウル→羽田
4日目:羽田→那覇 ※往路で羽田を通過しているが、復路は初めてなのでOK。
5日目:那覇→羽田 ※4日目で羽田を通っているのでエラー。

もし予約を進める途中でエラーになる場合は、特典航空券の発券ルールに沿っていない可能性が高い。
その際は再度旅程を確認して諦めずに予約を進めて欲しい。

マイルは稼ぐことも重要ながら、消費の仕方も重要。

この機会に少ないマイル数で日本各地を周遊してみてはいかがでしょうか。

減額マイルキャンペーンの公式ページはこちらです。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/cpn/discountmile20191112/