JALの「どこかにマイル」は往復6,000マイルで日本のどこかに飛べるので、使っている方も多いと思う。

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自分はこの航空券を使って熊本と札幌に行った時は、お得感もあって非常に楽しかった。

一方で、往復6,000マイルはお得だけど、行き先を指定できないので使いづらい、と感じている人も多いのではないだろうか。

そこで今日は、候補地を絞るための一つのコツをお伝えしたい。

あくまでも候補地を絞るだけで行き先を指定することはできないが、全く知らないよりは確率が上がると思う。

どこかにマイルで候補地を選ぶ際、出発空港(羽田or伊丹or関西)と日程、出発時間と到着時間、そして人数を指定することになっている。

この項目に合致した行き先が4カ所表示されて、そのまま申し込むと3日以内にJALが行き先を決める仕組み。

候補地を絞るコツは、出発時間を19:00以降、到着時間は8:59以前にすること。

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鉄道やバスなら19:00以降でもまだまだ走っているが、飛行機になると一気に便数が減る。

また朝8:59までに到着する便は大都市間か近距離線しかない。

その結果、実質的に行き先を絞ることになり、例えば羽田を発着地にした場合、この条件に合致する都市は、33都市中なんと9都市しかない。(2019年9月出発の場合)

詳細は以下の通り。

羽田空港発着
行き先 往路 復路
19:00以降出発 8:59以前に到着
新千歳 ×
大阪(伊丹)
大阪(関西)
名古屋 ×
福岡
沖縄 ×
女満別 × ×
旭川 × ×
釧路 × ×
帯広 × ×
函館 × ×
青森
三沢 × ×
秋田 ×
山形 × ×
小松
南紀白浜 × ×
岡山
広島 ×
山口宇部 ×
出雲 × ×
徳島
高松
高知 ×
松山 ×
北九州
大分 ×
長崎 ×
熊本 × ×
宮崎 ×
鹿児島 ×
宮古 × ×
石垣 × ×
(2019年9月以降の時刻の場合)

例えば秋田は19:00以降に羽田を出発する便はあるが、8:59までに戻る便がないので除外。

名古屋は8:59までに羽田に戻る便はあるが、19:00以降に出発する便がないので除外。

残ったのは、青森、小松、伊丹、関西、岡山、徳島、高松、北九州、福岡のみ。

よって上記の都市を行き先に指定したい場合、このコツを使うと目的地に設定できる確率が高くなる。

さらに行き先をピンポイントではなくて、エリアという考え方にすれば、もっと候補地を絞れる。

例えば伊丹と関西は同じ大阪府なので、どちらになっても電車で移動すれば大した距離ではない。
よって同じエリアとして考える。

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これは北九州と福岡も同様。

また岡山は瀬戸大橋を渡ればすぐに四国なので、高松や徳島と同じエリアとして捉える。

この考え方なら独立した行き先は青森と小松のみで、それ以外は「関西方面(伊丹、関西)」「四国方面(岡山、高松、徳島)」「福岡方面(福岡、北九州)」に絞れる。

つまり候補地は5箇所になる。

これでも最後は確率で行き先が決まるので100%ではないものの、欲しい行き先(方面)を引き当てる一つのコツにはなると思う。

候補地がある程度絞れるのはわかった。

でも羽田を19:00以降に出発するのはさすがに遅いと感じる方もいると思う。

この点、JALは出発当日に空席があれば、早い便に無料で振り替えてくれる特例がある。

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これを使えば、一旦19:00以降で予約するものの、空港で出発が早められる可能性がある。

どこかにマイルはお盆でも除外日が設定されておらず、空席があればいつでも利用OK。

皆さんも往復6,000マイルでお得な旅に出てみてはいかがでしょうか。

※今回ご紹介したコツはすべての行き先で使えるわけではないので、あくまでも一つの手段として捉えていただけると幸いです。