フィリピンの永住権(クオータビザ)を取得すると、定期的にやらなければならないことが二つある。

一つはアニュアルレポートという年次報告を毎年1月から2月の間に行うこと。

もう一つはACR-Iカード呼ばれる外国人登録証を5年に1度更新することの二点になる。

自分はクオータビザを取得して早くも5年が経過するため、今回はACR-Iカード更新のためにフィリピンに来た。

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アニュアルレポートは数時間で終了するほど簡単だが、ACR-Iカードはどのくらいの手間と時間がかかるのか?

2019年のアニュアルレポート提出のため移民局に行ってきた。

初めての経験なので皆さんに手続きの流れなどを詳しくお伝えしようと思っていたところ、出発直前に仲介をお願いしているエージェントさんから朗報が入った。

「今月(2019年7月)から本人が移民局に行くことなく更新が可能となりなりました」

とのこと。

これには驚いた。
ACR-Iカードは車の免許証と同じで、政府が発行する公的証明書になる。

これを本人が行くことなくして更新できるとは、にわかに信じがたい。

但し、パスポートを預ける必要があるため、フィリピンに入国する必要はあるとのこと。

入国後はパスポートと旧ACR-Iカード、更新費用として1.6万ペソをエージェントに渡したら、あとは何もせず待っているだけとのことだった。

エージェントさんが滞在先のホテルまで来てくれたので、ここで上記3点を渡した。

そこから待つこと5日。

更新が終わったACR-Iカードと預けていたパスポートをホテルまで届けてくれた。

半信半疑で確認したところ、本当に新しいカードが発行できている。

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ACR-Iカードには本人の顔写真が入るが、5年前に撮ったものを移民局が使ったとのことだった。

こんなに簡単に維持できる永住権は、世界広しと言えどもフィリピンくらいではないだろうか。

ACR-Iカードとパスポートを受け取ったら、いつでも出国OK。
最速、受け取り当日でもフィリピンを出られる。

これなら日本で仕事がある方も、スケジュール調整しやすい。

最後にかかった費用を整理しておく。

・ACR-Iカード更新費用:1.6万ペソ
・仲介手数料:1.6万ペソ
・カードをホテルへお届け:0.2万ペソ

合計:3.4万ペソ(約7万円)

自分でやればもっと安く抑えられるものの、7万円で何もしなくて良いならエージェントに頼んだ方がラクだと思う。

と言うことで、結局お金で解決したようなオチになってしまったが、裏を返せばそれだけ維持がラクと言うこと。

フィリピンは成長著しく楽しいところなので、ご興味のある方はクオータビザの取得にチャレンジされてみてはいかがでしょうか。