デルタは特典航空券に必要なマイル数を何の前触れもなく、ある日突然上げてくることで知られている。

年末とか月末とか区切りの良いタイミングではなく、利用者が油断して無防備になっているところをいきなり刺してくる。

この悪行に過去何度も泣かされているが、またもや鬼が舞い降りた。

今日(2019/3/21)、デルタのマイルを使って成田⇆マニラの特典航空券(ビジネスクラス)を発券しようと思ったら、必要マイル数が片道3万から3.5万に増えているではないか。

3821

3週間ほど前に確認した時は3万だったので、どうやらこの間に改悪されたようだ。

片道わずか5,000マイルとは言え、往復なら1万も違ってくる。

なんということか。

1万マイルは100円で1マイル貯まるクレカなら100万円も使わないと貯まらない。

それが一瞬にして変わった訳だから「はいそうですか」とはいかない。

さらに詳細を確認してみると、今回改悪されたのは経由便のビジネスクラスだけで、直行便や経由便のエコノミーは以前と変わらないようだ。

少ないマイル数でビジネスに乗りたいなら、直行便に乗れということなのかもしれない。

以前台北にお得に行く方法として、東京から台北経由でソウルに飛ぶルートをご紹介したことがある。

東京→台北はビジネスクラスで片道3万マイル必要なところ、東京→台北→ソウルと発券すれば1.5万で行けた。

414

経由地の台北は乗り継ぎ扱いのため最大でも24時間しか滞在できないが、それでも軽く台北で遊ぶには十分な時間だった。

しかしこのルートもデルタに潰され、2017年11月頃に突然6万マイルになり、さらに今回7万に引き上げられた。
(→気づいたら特典航空券の必要マイル数が改悪されていた

3822

デルタアメックスゴールドに自動付帯したゴールドメダリオン(スカイチームエリートプラス)も条件付帯となり、さらに特典航空券に必要なマイル数も突然変えられるとなると、利用者としては魅力を感じにくい。

過去には改悪してさほど間を空けずに再度改悪した例もあるので、デルタのマイルを抱えている方は早めに消費した方が良いかもしれない。

これから特典航空券を発券される方は、念のため必要マイル数にご注意ください。