IHGはリワードナイトに必要なポイント数の変更(2019年版)を発表した。

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今回の変更は2019年1月25日から適用となる。

リワードナイトをよく知らない方に念のため説明すると、有償でホテルに宿泊したり、レストランを利用すると、利用額に応じてポイントが貯まる。

このポイントを一定数以上貯めると、無料宿泊に使えますよというのがリワードナイトになる。

リワードナイトに必要なポイント数はホテルによって異なり、一般的に高級になるほど多くのポイントが必要になる。

今回はこのポイント数が変更され、以前より必要数が増えたホテルもあれば、減ったホテルもある。

ただ、皆さん御察しの通り、飛行機のマイルやホテルのポイントは「変更=ほとんどの場合改悪」を意味する。

対象リストをザッと見たところ、必要ポイント増が約7割、ポイント減が約3割だった。

日本のホテルは以下の通り。

ホテル名 リワードナイトに必要な
ポイント数
2018 2019
インターコンチネンタル東京 50,000 55,000
インターコンチネンタル東京ベイ 50,000 55,000
インターコンチネンタル横浜グランド 50,000 55,000
クラウンプラザ岡山 20,000 25,000
クラウンプラザ沖縄ハーバービュー 25,000 30,000
ホリデイイン札幌すすきの 20,000 25,000
ホリデイインリゾート宮崎 20,000 15,000
(上記以外のホテルは変更なし)

増加6件に対して減少は1件しかない。

インターコンチネンタル東京ベイは3年ほど前は3.5万ptで泊まれたのに、その後徐々に吊り上げられて、とうとう5.5万ptになってしまった。

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ホテルに限らずポイントやマイルを釣り餌にリピート率を高める企業は、ゴールポストを徐々に遠ざけるのが常套手段。

あと少しで特典(ゴール)に届くというところで、ゴールポストを100m先に移動させる。

これに消費者は不満を持つものの、ここで撤退すれば今まで貯めたポイントが無駄になるという心理が働き、先に移動したゴールポストを再び追いかけるという構図。

但しあまりにも露骨に改悪すると顧客離れを起こすリスクもあるため、減額するホテルも混ぜることで改悪を見えにくくする。

商売としては中々上手いやり方。

消費者としては文句を言ってもどうしようもないので、あまりポイントを溜め込まず、使えるものは使えるうちに使っておくのがベストだと感じる。

現時点でIHGをお得に利用できる方法をいくつかまとめているので、ご興味がある方は参照して欲しい。

クラウンプラザ京都のプリペイドカードはチャージ毎に10%上乗せ!
1泊で4万円引きも。インタコを週末利用するならアンバサダーがお得です。
IHGのポイントは安いホテルで購入して高いホテルで消費しよう。

今後も上手な利用方法があれば、当ブログでご紹介しようと思う。

2019年のポイント変更サマリーはこちらです。
2019 Point Changes Summary