フィリピン永住権の一つである「クオータビザ」について、いずれ取得のハードルが上がると繰り返しお伝えしてきたが、とうとうその時がやってきた。

2018年のアニュアルレポートを済ませてきた。
経済成長著しいフィリピンで勝負するならクオータビザがオススメです。

ビザの取得を仲介するエージェントに確認したところ、2018年夏頃より中国人からの申請が一気に増えて、取得単価が大幅に向上しているとのこと。

クオータビザを発給するのは移民局、つまり国の機関であるため、本来なら誰が申請しても発給費用は同じはず。

しかし残念なことに行政がきちんと機能している先進国と異なり、フィリピンはお金で仕事に差をつけるのが現状になっている。

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中国の方はお金持ちが多く、取得のためにお金をどんどん注ぎ込んでくることから、取得単価が以前の5倍近くにまで高騰してしまったようだ。

加えて、2016年から就任した移民局長官によって取得の厳格化が進められ、発給までのプロセスが大幅に見直されたことも理由にある。

今後さらに高騰が見込まれるため、普通のサラリーマンが簡単に取得できる状況ではなくなってしまった。

当ブログに遊びに来ていただいている読者さんで、実際にクオータビザの取得にチャレンジされている方からの報告では、追加で3桁の諭吉が必要になったとのこと。

近い将来、先進国永住権のように、一般人には手が出せなくなるかもしれない。

一方で、すでに取得されている方は素早いご決断をされたのが吉になった。

何事も新しいことに挑戦する時は二の足を踏みがちだが、いち早く行動した方が幸運をもたらすことが多い。

貴重なビザになりつつある「クオータビザ」をつまらない理由で剥奪されないためにも、ビザの管理はもちろん、年に一度は渡比されることを強くオススメします。
(→ACR-Iカードを紛失すると2ヶ月以上の時間+多額の費用が必要

ちなみに今回はあくまでも「クオータビザ」の話。

その他の投資系ビザやリタイアメントビザは別なので、混同されないようにお願いします。