先日、デルタの特典航空券を使って日本から上海経由でソウルへ向かう場合、必要マイル数が一気に4倍も引き上げられたことをお伝えした。
(→デルタで唯一残っていた特典航空券のお得路線が改悪

これまで日本⇆韓国は直行でも経由でも同じマイル数で飛べたので、わざと台北や上海経由を選ぶと、乗り継ぎ地で観光や食事を楽しむことができた。

改悪はこれだけにとどまらず、2018年8月末ごろからソウル経由で韓国国内に飛ぶ際の必要マイル数も引き上げられてしまった。

例えば日本からソウルを経由して釜山に行く場合、これまで0.75万(エコノミー)で飛べたものが、1.25万に引き上げられている。

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少ないマイル数でいろんな都市に行きたい自分としては寂しい限り。

デルタの改悪を見ていると、今後の特典航空券は搭乗便毎にマイルを必要とする「積み上げ型」に改められるのではないかと危惧している。

例えば東京→ソウルに行く場合、直行便なら飛行機に1回しか乗らないでの0.75万。

しかし上海経由の場合、東京→上海(1.75万)と上海→ソウル(1.75万)の2回乗るので、それぞれマイルがカウントされて合計3.5万。

また東京→釜山に直行で行く場合は、飛行機に1回しか乗らないので、従来と変わらず0.75万。

しかしソウルを経由する場合は、東京→ソウルで0.75万+韓国国内線で0.5万の合計1.25万。

これらはデルタから公式発表されていないものの、積み上げで計算すると新しいマイル数と合致する。

経由便の必要マイル数が上がったとしても、直行便が今までと同じマイルで飛べるなら問題ないじゃんと思われる方もいるかもしれないが、それは国際線の直行便が多く飛んでいる東京や大阪在住の人に限られる。

例えば札幌からマニラへは直行便がないので、一旦ソウルや台北、上海に出て、マニラ行きに乗り換えなければならない。

この場合、目的地まで通しで計算される従来型なら片道3万(ビジネス)で飛べるが、搭乗便毎の積み上げ型だと、倍の6万になってしまう。

これはかなりしんどい。

念のため新千歳からマニラまでの必要マイル数を確認したら、案の定6万に改悪されていた。

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2018年8月頃までは3万で乗れたので、倍に跳ね上がったことになる。
(但し、台北orソウル経由は今のところ従来通り)

懸念が杞憂で終わることを願うばかりだが、デルタは積み上げ型でマイル数を設定してくる可能性があるので、特典航空券を経由便で発券される際は必要マイル数にご注意ください。