ANAとJALはフルサービスキャリアとして、国内線はもちろん国際線にも多くの路線を持っている。

両社とも国内線と国際線で使用する航空機を分けており、飛行時間の短い国内線はシートモニターが装備されていないなど、国際線の飛行機よりも簡素な仕様になっている。

しかし運用上の都合で、国内線で国際線用の機材を使うことがある。

国際線機材にはビジネスクラスが搭載されているが、国内線で使用する時は普通席と同じ扱い(JALはクラスJ)で販売される。

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つまり通常なら何十万円もするビジネスクラスが、国内線で飛ぶときは追加料金なしで利用できることになる。
(→ANA 乗り得!国際線機材で羽田から関西空港に向かう

ANAが国内線を国際線機材で運行している路線は以下の通り。

成田⇆伊丹
成田⇆名古屋
羽田⇆関西

成田には、おにぎりやサンドイッチが無料で食べられるアライバルラウンジがあるので、ビジネスクラスシートとセットで利用すればダブルでお得になる。
(ラウンジに入れるのはダイヤモンド、プラチナ、SFC会員のみ)



しかし2018年5月1日から「成田⇆伊丹」「成田⇆名古屋」の使用機材が、国内線用に変更されることになった。
(5月以降も日によって小型の国際線機材が運用に入るが、ビジネスクラスはプレミアムクラスとして販売される)

今までこの路線を愛用していた身としては、残念でならない。

残りの「羽田⇆関西」については、引き続き国際線機材が入るものの、こちらもいつまで続くかわからない。

国内線で国際線のビジネスクラスを体験したい方は、早めに利用した方が良さそう。

ちなみにビジネスクラスシートの予約は早い者勝ちになる。

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該当機の見分け方は、機種が763や78Rと表示されていて、プレミアムクラスの設定がないもの。
機種のシートマップを見ると横列の席数が少ないので、すぐにわかると思う。
(シートマップは763などの数字をクリックすると開きます)

国内線は飛行時間が短いとは言え、広いシートは本当に快適。

皆さんも国内線のビジネスクラスに乗って、優雅に移動してみてはいかがでしょうか。
お勧めです。