マニラ空港は自分が初めて訪れた頃と比べると、混雑が激しくなっている印象を受ける。

それもそのはず、2017年の旅客数は前年比で10%増加して5000万人を突破。
3年連続の2桁増で、混雑の解消が急務になっている。

今日も入国審査は長蛇の列。

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最後尾は審査場をはみ出してショップの前まで伸びており、どこに並べば良いかさえもわからない状態。

日本人のおじさまは行列を見て「なんじゃこりゃ」と言っていた。
確かにこの列に並ぶと思うと気が滅入る。

しかしクオータビザを持っていれば、こちらのAPECレーンが使える。

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このレーンはAPEC関係者と外交官の専用レーンながら、クオータビザ保持者も通る事ができる。
ご覧の通りガラガラで、1分とかからずに入国審査を終えた。

例えるならディスニーランドのアトラクション待ちの行列を横目に、涼しい顔をして列の先頭に入るようなイメージ。
恐らく一般レーンより30分以上早いと思う。

入国審査を受けるには入国カードとパスポート、ACIRカードを一緒に出せばOK。

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何か質問される訳でもなく、無言でスタンプを押されて終わり。

以前は提出が必要だった税関申告書も廃止されたので、飛行機を降りてから5分もあれば外に出られてしまう。

昔は何かと評判が悪かった空港職員も、今は真面目に仕事をするようになった。
入国審査に便乗して賄賂を要求されるようなこともほとんど無い。
(ほとんどと言うのは完全に撲滅されている訳ではないため)

フィリピンは2045年まで人口ボーナスが続き、経済発展も見込まれている。
フィリピンは人口ボーナスに突入

それに伴いさらに空港が混雑する可能性が高いので、フィリピンで勝負をお考えの方はクオータビザを取得されると便利です。

ちなみに観光ビザで入国する場合もクオータビザを持っている人と一緒に行けば、APECレーンを利用できることがある。(入国時のみ)

入国審査官に後ろの人と連れだとか、仲間だとか言えば、大抵OKしてくれる。
もしダメなら一般レーンに並び直せば良いだけなので、お急ぎの際はお試しください。