永住権の話をするとフィリピンの景気はどうなの?と良く聞かれる。
治安も悪そうだし、経済状況も悪いんじゃないのと。

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肌感覚では良さそうなので、いつも「経済は良いよ」と答えているものの、客観的なデータがないと説得力に欠けることに気づいた。

そこで簡単に今後の成長見込みを調べてみた。

国連のデータによると、フィリピンは2015年に人口1億人を突破して人口ボーナスに突入している。

人口ボーナスとは総人口に占める働く人の割合が増加して、経済成長が後押しされることを言う。

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人口は今後も増え続け、2030年には日本を超える予想。
その後も2095年まで人口増加が見込まれている。

人口分布を見ると、フィリピンは若年層ほど比率が高いピラミッド型になっている。

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一方、日本はソフトクリームのコーンのように若年層ほど比率が下がっている。
総人口も減少しているので、人口オーナス(人口ボーナスの逆)に入っているらしい。

次にフィリピンの名目GDPを見ると2000年以降に急成長していることがわかる。

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(出典:世界経済のネタ帳)

人口ボーナスはアジア最長の2045年まで続く見込みなので、GDPも堅調に推移しそう。

その他、一人当たりのGDPや購買力平価など、いずれの指標も上昇トレンドを示している。

つまりデータ的にも肌感覚的にもフィリピン経済は今後も大いに期待できるよ、ということになる。

データが示す通り、フィリピンはどこへ行っても若者ばかり。

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消費も旺盛で所得の割には購買意欲が高い。

先日マニラ近郊で車の販売をされている社長さん宅にお邪魔したら、フェラーリ、ポルシェ、AMGといった高級車がずらりと並んでいた。

顧客から高級車が欲しいとの依頼が多く、仕入れても仕入れてもすぐに売れるとのことだった。

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なんとも羨ましい限り。

君もマクラーレンのスパイダーを仕入れてきてと言われたが、そんな車どこに行けば買えるのか見当もつかないので、丁重にお断りしておいた。

一方で国力を見ると、フィリピンは日本の足元にも及ばない。
インフラは脆弱で失業率も高く、貧富の差も大きい。

経済成長が見込めるフィリピンでビジネスをしたいが、住み心地の良い日本を離れたくない。

この差を埋めるのがクオータビザ(永住権)になる。

フィリピンの永住権は維持が簡単で、日本国籍はそのまま。
もちろんパスポートも日本で、移住しなければ住民票も今のまま。

つまり日本という居心地の良い住処を維持しながら、経済成長が見込めるフィリピンで時間に制限なく勝負できるという、欲張りなビザになる。

この手のものは人気が出ると取得が難しくなり、費用も上がるのが世の常。

フィリピンに多少なりともご興味をお持ちなら、今のうちにビザを取得されることをお勧めします。

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