ANAは2018年4月1日からプレミアムクラスのアップグレード料金を、需要に合わせて5段階に分類するようだ。

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現在はプレミアムクラスに当日アップグレードする場合、路線に関係なく一律9,000円で乗れる。

これを羽田⇆那覇や羽田⇆石垣などの人気路線は値上げし、逆に大阪⇆松山や大阪⇆高知などの低需要路線では値下げされる。

また搭乗2日前にアップグレードすれば1,000円安くなる料金形態も設定される。

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今後はネットで予約できるので、当日空港カウンターに駆け込む必要もなくなるらしい。

各路線のアップグレード料金は以下の通り。

路線 2018年3月31日まで 2018年4月1日から 値上げ率
(対事前UG)
当日アップグレード 事前アップグレード 当日アップグレード
東京⇆那覇 一律9,000円 14,000 15,000 155.6%
東京⇆石垣 14,000 15,000 155.6%
東京⇆宮古 14,000 15,000 155.6%
東京⇆福岡 14,000 15,000 155.6%
東京⇆札幌 14,000 15,000 155.6%
東京⇆熊本 10,000 11,000 111.1%
東京⇆長崎 10,000 11,000 111.1%
東京⇆宮崎 10,000 11,000 111.1%
東京⇆稚内 7,000 8,000 77.8%
東京⇆釧路 7,000 8,000 77.8%
東京⇆秋田 5,000 6,000 55.6%
東京⇆庄内 5,000 6,000 55.6%
東京⇆能登 5,000 6,000 55.6%
大阪⇆札幌 14,000 15,000 155.6%
大阪⇆那覇 10,000 11,000 111.1%
大阪⇆石垣 10,000 11,000 111.1%
大阪⇆旭川 7,000 8,000 77.8%
大阪⇆函館 7,000 8,000 77.8%
大阪⇆高知 3,000 4,000 33.3%
大阪⇆松山 3,000 4,000 33.3%
※その他の路線はANAサイトでご確認ください。(https://www.ana.co.jp/group/pr/pdf/20171220-1-4.pdf

例えばSFC修行者定番路線の東京⇆那覇は、現在の9,000円から一気に14,000円(事前アップグレード料金)に跳ね上がる。

値上げ率はなんと155%!
こいつは痛い。

さらに2018年10月1日からは国際線に連結する国内区間のPP積算率が、現行の一律100%からブッキングクラスによって変更されるので、修行僧にはダブルパンチ。
(詳細はこちら→ANAは国際線の国内区間にメスを入れると発表

2018年にSFC修行を計画されている方は、2018年3月31日までに完了した方が良さそう。

一方でビジネスや観光など、修行のことなど頭の片隅にも無い方にとっては、今回の料金変更は歓迎すべきことかもしれない。

例えば羽田⇆那覇は片道984マイルもあるのに対して、羽田⇆庄内は218マイルしかない。
にも関わらずプレミアムクラスのアップグレード料金が同じなのは確かにおかしい。

以前、短距離線に乗った際、CAさんがプレミアムクラスのお客さんに食事の持ち帰りをお勧めされていた場面を見たことがある。

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離陸して弁当を開けた瞬間に着陸では、おちおち食事もできない。
それでも9,000円は取られるわけで、今回の料金変更もわからなくもない。

現行ルールではSFC会員になれば、搭乗実績がなくてもスタアラゴールドから陥落しないため、上級会員が増えるばかり。

今後さらに引き締め策が取られる可能性もあるので、修行は早めに済まされることをお勧めします。

今回のプレスリリースはこちらです。
https://www.ana.co.jp/group/pr/201712/20171220.html