最近のANAラウンジは大変混雑しており、優先搭乗も優先にならないくらい長蛇の列なので、プレミアムメンバー(DIA、PLT、SFC)は相当増えているんだろうなと感じていた。

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あまりに増えすぎると特別感が薄くなるので、SFCのようにカードを持つだけでプレミアムメンバーに据え置かれるルールも、いずれメスが入る懸念が出てくる。

実際、格安なのに積算率100%だった海外乗継割引スペシャルが2015年に廃止され、2018年10月からは国際線の国内区間のPP積算率が改悪されるなど、プレミアムメンバーの数を抑制しようとする動きが垣間見える。
(詳細はこちら→ANAは国際線の国内区間にメスを入れると発表

気になるのはプレミアムメンバーは一体どのくらいの人数がいるのかということ。

全体の2割も3割もいるようなら、プレミアムでは無く、もはや普通のメンバーという感じがする。
逆に数%しかいないなら、かなりプレミアムという感じがする。

そこでANAが発表しているスカイメディアプログラムという資料で、おおよその人数を確認してみた。

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2015年の資料を参照したので少し古いデータになるが、ANAのマイレージクラブ会員やANAカード会員数が掲載されている。
(※2017年版の資料もあるが、欲しいデータの一部が記載されていないため、2015年版を参照)

グラフにまとめると以下のとおり。

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ANA SKY MEDIA PROGRAM2015を元にグラフ化

ANAの年間利用者数は約4,655万人。
そのうち、マイレージクラブ会員は2,800万人になる。

ANAに乗る人のほとんどはマイレージクラブに入会していると思いきや、約4割は入会していない。
これは意外だった。

他社のマイルプログラムに積算しているか、マイルに興味がない方が多いということなのだろうか。

次にANAカードの会員数を見ると約296万人。
マイレージクラブ会員の1割強しかいない。

18歳以下はクレジットカードが持てないので除外するとしても、マイレージクラブ会員の1割しかANAカードを持っていないということは、それだけでプレミアム感がある気がする。

そして最後に今回知りたかったプレミアム会員の数は約28万人。
なんとマイレージクラブ会員の1%しかいないことがわかった。

これにはビックリ。

ラウンジの混みっぷりからしてもっと多いと思っていたのに、わずか1%とは。

この数ならもうしばらくはSFCの現行ルールが維持されるかなーと思う。

ただ、プレミアムメンバーの数は年々増えるばかりなので、いずれ達成要件が引き上げられる可能性もある。

もしSFCの入会を希望されるなら、まだ取得しやすい今のうちに行動されることをお勧めします。

特に国際線の国内区間が100%で積算される、2018年9月までの修行完了がお勧めです。