飛行機に乗る際にいつも気になるのが油代。

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安いチケットを見つけたと思っても、油代を加算するとそれなりの金額になるので、「なーんだ、結局高いじゃん」と諦めることがある。

各航空会社は2017年12月1日購入分から油代を一斉に引き上げる。

例えばANAの日本発、世界各方面行きの料金は以下の通り。

路線 2017年11月30日まで 2017年12月1日から
日本 欧州・北米・中東・オセアニア 3,500円 7,000円
ハワイ・インド・インドネシア 2,000円 4,000円
タイ・シンガポール・マレーシア 1,500円 3,000円
ベトナム・グアム・フィリピン 1,000円 2,000円
中国・香港・台湾・マカオ 500円 1,500円
韓国 200円 300円
(1旅客1区間あたり)

ほとんどの路線で一気に倍値になる。
上記は1旅客1区間あたりの料金なので、往復すればさらに倍。

家族で出かければ×人数分なので、かなり大きな出費と言える。

一方、海外発は以下の通り。

路線 2017年11月30日まで 2017年12月1日から
欧州・北米・中東・オセアニア  ⇆  日本 0円 43ドル(約5,000円)
ハワイ・インド・インドネシア 0円 25ドル(約2,800円)
タイ・シンガポール・マレーシア 0円 18ドル(約2,000円)
ベトナム・グアム・サイパン 0円 12ドル(約1,400円)
フィリピン 0円 0円
中国・香港・台湾・マカオ 0円 6ドル(約700円)
韓国 0円 2ドル(約230円)

こちらは2017年11月30日までならゼロなのに、12月1日購入分から一斉に徴収が始まる。

日本発よりは安いものの、やはりそれなりの出費になってしまう。
特に今までゼロだったものが、一気に1万円とか取られるのは金額以上に心理的負担が大きい。

但し例外があって、フィリピン発の旅程なら2017年12月1日以降も油代はゼロ。

これはフィリピン政府が航空会社に油代の徴収を自粛するよう指示しているためで(現地HISスタッフの話)、今回の見直しでもゼロが継続される。

フィリピンに出入りしている身としては嬉しい限り。

これを読んで、おーなるほど!それならフィリピン発の旅程を組もう!という方は、恐らく皆無だと思うが、日本行きに限らず他国行きでもゼロなので、今後さらに油代が高騰した際の防衛策として、覚えておくと良いかもしれない。

ということで、これから海外へお出かけ予定の方は2017年11月30日までに購入されることをお勧めします。
(油代の詳細はこちら→https://www.ana.co.jp/book-plan/charge/fuelsurcharge/