イギリスのEIUという組織が、世界で最も安全な都市ランキング(2017年)を発表した。

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EIUとはエコノミスト・インテリジェンス・ユニットの略で、70年の歴史を持つ市場調査会社になる。

発表されたランキングを見ると、世界一安全な都市は、予想通り「東京」。
2位はシンガポール、3位は大阪と続く。

東京は過去の調査でも1位にランクされており、改めて日本の安全度が高いことが示された形になる。

その他の都市のランキングは以下の通り。

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一応、フィリピン永住権取得の道を名乗っている身としては、やはり気になるのはマニラ。

マニラは調査対象の60都市中55位で、ボトム10に入っていた。

これだけ見ると「なーんだ、やっぱりマニラ最悪じゃん」となる訳だが、少しだけフォローさせて欲しい。

このランキングは「医療・健康環境の安全性」「インフラの安全性」「個人の安全性」「サイバーセキュリティーの安全性」を項目ごと数値化して、それを平均値で表したものになる。

各項目の中で一番気になるのは、やはり「個人の安全性」だと思う。
個人の安全性とはテロや犯罪に巻き込まれて負傷や死亡した人の数を表したもの。

つまり治安のバロメーター的数値になる。

その結果が以下。

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カラチがぶっちぎりのトップでイスタンブール、ムンバイと続く。
この調査が正確ならばの話になるが、 マニラはバンコクや香港よりも深刻度は低い。

次に「インフラの安全性」を確認してみる。

インフラの安全性とは治水対策や沿岸部の整備など、安全に快適に生活するための基盤になる。

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こちらはマニラがダントツで数値が悪い。

確かにマカティなどの都市部でも治水対策が今ひとつで、大型の台風でもこようものなら、街中が洪水になることもある。

これらの数値からマニラの総合ランキングが低いのは、テロや犯罪に巻き込まれることよりも、台風などの自然災害で亡くなる人が多いため、ということがわかる。

この点についてドゥテルテ大統領は、今後3年間で総額3兆6千億ペソ(日本円で約7兆9千億円)のインフラ開発を行うことを発表しており、恐らくは日本の技術もかなり活用されると思われる。

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(日本経済新聞電子版より引用)

ということでグダグダと書いてしまったが、マニラの総合ランキングが低いのは、自然災害で負傷する人が多いためであり、治安だけの影響ではありませんよと。

少しはフォローになったでしょうか(笑)

日本は全てが揃っており、特に首都東京は完成された大都市。
一方、フィリピンは全てが不足しており、これから整備していく発展途上都市。

日本から見たら圧倒的に遅れているフィリピンではあるものの、今後の成長が期待できるので、こちらでビジネスを仕掛けてみると面白いかもしれない。