ANAの国際線はファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4グレードに分類されている。

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このうち最も新しく設定されたのはプレミアムエコノミー(以下プレエコ)で、シート間隔や機内サービスを見ると、正にビジネスとエコノミーの中間と言ったところ。

ビジネスは高くて手が出ないが、エコノミーは狭くて辛い。
そういう方に選ばれているのかもしれない。

例えば東京からロンドンまでの価格は以下の通り。

種別 価格
ファースト 2,731,390円
ビジネス 798,390円
プレエコ 507,390円
エコノミー 248,180円
出国2017/11/27〜帰国2017/11/30の直行便

ファーストクラスが往復で270万もするのは置いといて、プレエコはビジネスとエコノミーのちょうど真ん中くらいの価格設定になっている。

とは言え、エコノミーより20万円以上も高額。
おいそれと出せる金額ではない。

しかしANAの上級会員(ダイヤモンド、プラチナ、SFC)なら、なんと!搭乗の24時間前から無償でアップグレードできる。

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これは非常に素晴らしいサービス。

20万円以上の価値が1円も使わずに手に入る。

ただし、無償アップグレードできるのは空席がある場合に限られる。

プレエコの座席数は最も多いB777-300ERでも全24席。
そこから事前予約分を差し引いた残り席がアップグレード用に振られるので、かなりの争奪戦が予想される。

24時間前のゴングが鳴ると同時に確保しないと、多分取れない。

実は地味ながらマニラ線にもB789のプレエコ搭載機が充当されている。(羽田発着のみ)

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価格を確認したくてANAのHPすると、空席がありませんとの表示。

日程を変えて検索しても空席なしと表示されて、価格が出てこない。

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まさかマニラ線のプレエコは人気で全日程が売り切れとか?
そんなバカな。

マニラ線が人気なんてことがあるわけない。

ということで、コールセンターに問い合わせてみた。

すると「マニラ線はプレエコを搭載していますが、販売はしていません」と。

ん?
販売していないとはどういうことか?

詳細を伺うと、マニラ線は時期によって機材が変わるのでプレエコの販売はしないものの、プレエコが搭載されている機材で運行する場合は、アップグレードを受けつけるとのこと。

つまりプレエコ全席がアップグレード用に開放されていることがわかった。

ワオ!

通常なら売れ残り席しかアップグレード用に割り振られないのに、マニラ線なら全席がアップグレード対象。

これならかなりの確率で確保できそう。

搭乗便がプレエコ搭載機か否か確認するには、航空券の予約を進める過程で表示される機種番号をクリックする。

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するとシートマップが表示されるので、そこで確認できる。

今回はマニラ線を例に挙げたが、もしかしたら他の路線でも同様のケースがあるかもしれない。

予約時に念のため確認されてみてはいかがでしょうか。

プレエコなんてケチなこと言わずに、マイルを貯めてビジネスで行きたいという方は以下もご参照下さい。
2016年版 年間21万マイル貯める手法(別ブログ)】