海外へ行く際、できればビジネスクラスに乗りたい。

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でも値段が高いのでエコノミーで我慢という方も多いと思う。

確かにビジネスクラスは高い。
ただ航空会社によっては比較的リーズナブルな価格設定をしているところもあるので、ビジネスは高いと決めつけずにある程度の相場は知っておいた方が良いかなと。

例えば東京から大阪まで新幹線のグリーン車に乗ると普通席より片道5,610円高い。
多くの人はこの金額が高いと感じて普通席を選ぶ。

しかしこれが3,000円ならどうか?

おそらく普通席を使っていた人の何%かはグリーン車に切り替えると思う。

飛行機も同じで、高いと思っていたビジネスクラスの相場を知ることで、もしかしたらエコノミーから切り替えようと思うかもしれない。

ということで、今日は東京からシンガポールまでを例に航空会社別に運賃を整理してみた。

東京(TYO)→シンガポール(SIN)
航空会社 エコノミー ビジネス 価格差 差率 経由地
エアチャイナ 39,540 85,640 46,100 2.17 北京
フィリピン航空 48,600 140,600 92,000 2.89 セブ
デルタ 50,400 234,400 184,000 4.65 直行
マレーシア航空 50,400 101,400 51,000 2.01 クアラルンプール
中国東方航空 50,500 142,180 91,680 2.82 上海
シンガポール航空 52,900 232,460 179,560 4.39 直行
キャセイパシフィック 54,780 190,360 135,580 3.47 香港
チャイナエアライン 54,800 101,100 46,300 1.84 台北
エバー 54,900 263,700 208,800 4.80 台北
ANA 56,560 240,560 184,000 4.25 直行
JAL 57,000 241,000 184,000 4.23 直行
大韓航空 69,340 253,840 184,500 3.66 仁川
アシアナ 77,880 147,880 70,000 1.90 仁川
※往路2017/9/1 復路2017/9/4の価格

いかがだろうか?

上表の通り、エコノミーとビジネスの価格差が2倍を切るエアラインもある。

例えばチャイナエアラインはビジネスとエコノミーとの差は1.84倍。
金額にして46,300円しか変わらない。

シンガポールまでは直行便でも片道6時間以上かかる。

ビジネスはシートが広いだけでなく、ラウンジ飯が食べられたり、優先搭乗できたり、マイルが多く加算されるなど特典が多い。

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それでこの価格差なら自分はビジネスを選ぶと思う。

チャイナエアラインのビジネスもなかなか良い。


一方、日系エアラインはエコノミーとビジネスの価格差が4倍以上もある。
金額にして18万円強。

直行で行けることを考慮しても、さすがにここまで差があるとビジネスには乗れない。

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個人的にはビジネスとエコノミーの価格差が2倍以下ならビジネスの方が良いかなーと思う。

ただこれは人によって考え方が異なるので、ご自分の許容範囲を決めておくと良いかもしれない。

過去にANAのビジネスクラスでバンクーバー往復がエコノミーのわずか1.18倍というスーパーセールがあった。


価格差はわずか25,000円。
こういうのは即買い。

逆にセールと言いながら微妙な価格設定の時もあるので、自分なりの基準を持っていると判断しやすい。

食わず嫌いならぬ、乗らず嫌いにならないよう、ビジネスクラスの価格も念のため確認されることをおススメします。