ANAの株主になると保有株数に応じて株主優待券がもらえる。

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株主優待券を使うと片道普通運賃が50%割引になるため、修行で使っている方も多いと思う。

株主優待券はヤフオクやチケットショップでも売りに出ており、相場はおよそ3,000円。
普通に航空券を購入するより株主優待割引で乗った方が安いので、取引は盛んに行われている。

今回この株主優待券を数百円で手に入れたので、今日はその方法を簡単にご紹介します。



■クロス取引で株主優待券をお得にゲット

ANAの株主優待券をお得に手にするにはANAの株主になるのが一番。
株主になれば年に2回、優待券が自動で送られてくる。

しかし株価が下がると当然に損をしてしまう。
株主になってお得に株主優待券を手にしようと思ったのに、株で損したら意味が無い。

それなら最初からヤフオクで買った方が良かったなんてことになる。

株で損をせずに優待券だけをもらう方法が無いか?

世の中そんなうまい話しは......あります。

それが「クロス取引」です。

クロス取引とは簡単に言うと、株の現物買いと信用売りを同時に入れること。

株の現物買いは株価が上がると利益が出る。
株の信用売りは株価が下がると利益が出る。
(現物買いと信用売りがよくわからない方はGoogleで検索してください)

例えば1,000円の株を「現物」と「信用」それぞれ買ったとする。

株価が100円下がれば、

現物は900円になるのでマイナス100円。
信用は1,100円になるのでプラス100円。

現物は100円損するが、信用は100円利益が出る。

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つまりプラマイゼロ。

金銭的な損は無い。

それでいて株は持っている訳だから当然株主として認められる。
金銭的なリスクは負わないのに株主になって優待が貰えるという訳だ。

但し、株を買うためには証券会社を使わないといけない。

証券会社は手数料で儲けているので、現物買い、信用売りとも1回取引するごとに手数料を取られる。

手数料は証券会社によって異なるが、ネット証券なら1回数百円からと安い。

よって証券会社に手数料を支払ったとしても、クロス取引を使った方がヤフオクで買うよりお得という訳だ。

以上がクロス取引をザックリと説明した概要になる。

いかがだろうか?

これならすぐできそうと思われた方。

その通り、すぐにできます。
但しいくつか気をつけなければならない点がある。

詳しくは私のような素人の説明ではなく、証券会社の説明を必ず見て欲しい。
中途半端な理解でやらないように。

SBI証券 つなぎ売をマスターしよう(クロス取引はつなぎ売とも言います)

特に権利付き最終日、逆日歩、一般信用について説明されているところをよく理解下さい。

ANA以外にも株主優待を設けている企業はたくさんあるが、中には優待の価値が低くて手数料負けするところもある。

手数料が700円かかったのに、貰った株主優待は500円みたいな。

優待を手に入れるのに、その価値以上に手数料を取られたら本末転倒。

こちらも注意して欲しい。



■証券口座開設はハピタスから

クロス取引を始める場合は当然の父ちゃんで証券会社に口座がないと話しにならない。

まだ証券口座を持っていない方は今すぐ開設しよう。

口座開設はハピタスがおススメ。

ハピタスを経由してSBI証券の口座を開設+ハイブリッド口座に5万円を入金すると4,000ポイントもらえる。

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取引せずともポイントもらえるのが嬉しい。

カブドットコム証券は720ポイント。

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こちらは入金も不要で口座開設+ログインだけでOK。

その他、GMOや楽天証券などでも口座開設でポイントがもらえるので、とりあえず全部作ってポイントを稼ごう。

ハピタスは1ポイント1円で現金化できるので、口座開設で稼いだ現金はクロス取引の軍資金に充てることもできる。

ほとんどの証券会社が口座維持手数料を無料にしているので、口座をたくさん持っても固定費はかからない。

ちなみに口座開設には数週間程度かかる。
今すぐ取引したいと思っても口座開設が終わるまでは何もできないので、早めに開設しておこう。



■ANAから株主優待券が届いた

クロス取引を理解したところで、2017年3月にANA株を1,000株購入してみた。

取引してから約1ヶ月半が経過して、待ちに待った株主優待券が届いた。

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さっそく空けてみる。

お目当ての株主優待券が入っていた。

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今回は1,000株しか買わなかったので1枚になるが、2,000株買えば2枚、3,000株買えば3枚と株数が増えると貰える優待券も増える。

さらに日本国内のIHG系ホテル(※)の宿泊割引券や飲食割引券も同封されていた。
(※インターコンチネンタル東京ベイなどANAが冠に付かないホテルは除く)

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ホテルの場合は株主優待券で宿泊するよりも、最安値プランで泊まった方が安いので、こちらの優待券に関してはオマケ程度に考えておく方が良いかもしれない。

今回はSBI証券で取引して、かかったコストは700円弱。
クロス取引なので株の損失は無い。

いかがだろうか。

株取引の経験が無いと不安に感じるかもしれないが、やってみると意外と簡単。

是非お試し下さい。

ハピタス