これからゴールデンウィーク、少し先には夏休みを控え、貯まったマイルで旅行に行きたいとお考えの方も多いと思う。

いざ予約しようと思ったらほとんどが満席で、結局特典航空券は取れなかったなんてことが多々ある。

2009

確実に特典航空券を予約するには空席に合わせて予定を組むこと。これに尽きると思っている。

ただ、会社勤めだとそういう訳にもいかない。

そこで今日は当方が使っている国内線特典航空券の予約方法をお伝えしたい。
100%ではないが、早めに動けばほぼ確実に予約できる。

その方法とは、

目的地を「韓国」にすること。

国内線なのになぜ韓国か?

それを説明する前にANAの国際線特典航空券の特徴を整理する。



■ANA国際線特典航空券の特徴

①国内のいずれの空港から出発してもマイルの増額がない。
②国際線特典航空券は搭乗日の1年前から予約できる。
③提携航空会社利用なら一度だけストップオーバーができる。
④国内線は最大4区間まで乗れる。

まず①について、ANAは特典航空券に必要なマイル数を都市から都市ではなく、国から国で設定している。

2008

よって東京→ソウルでも石垣→ソウルでも福岡→釜山でも日本から韓国に向かうので必要マイル数は同じになる。

②について、例えば新千歳→羽田→ソウルと発券する場合、新千歳→羽田は国内線になるが、羽田→ソウルの国際線に連結しているため1年前から予約OK。

③については、特典航空券でANAと提携している航空会社を使えば、往路復路いずれかで一度だけストップオーバー(経由地で滞在すること)できる。
後程詳しく説明するが、これは非常に大きな利点。

最後に④について、国内線の特典航空券は那覇乗継ぎの離島便を除いて、片道1区間しか乗れない。

2010
(ANAHPより引用)

例えば東京から那覇への直行便が満席でも、大阪など他都市発なら空席がある場合がある。

その際、東京→大阪→那覇と移動したいが、片道1区間しか乗れないため、このような予約はできない。
(どうしても乗継ぎする場合は、片道で二搭乗分のマイルを取られる)

しかし国際線に連結させれば最大4区間まで乗れるので乗り継ぎ便も選択肢に入ってくる。



■当方が実践している発券方法

ANAの国際線特典航空券の特徴が整理できたところで、当方が実践している発券方法です。

例:東京⇔那覇を往復する場合。
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①東京→ソウル(ソウルが目的地のため滞在もOK)
②ソウル→那覇(那覇でストップオーバーOK)
③那覇→東京(国際線扱いのため1年前から予約OK)
※航空券上の目的地はソウルとなり、那覇は乗継ぎの扱いになる。
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2007

出発地は東京以外でも日本国内ならどこでもOK。

例えば仙台から那覇への特典航空券を確保したい場合は、
仙台→東京→ソウル→那覇(ストップオーバー)→仙台。

東京から出発して、帰りは新千歳まで行きたいという場合は、
東京→ソウル→那覇(ストップオーバー)→東京→新千歳。

またソウル→那覇の直行便が満席なら、
東京→ソウル→福岡→那覇→東京のように那覇行に空席がある日本国内都市を経由する発券も可能。

いかがだろうか?

目的地を韓国に設定するだけで、早期に予約できるだけでなく、ルートに柔軟性が生まれるので特典航空券が確保し易くなる。

でも韓国を経由したら特典航空券に必要なマイル数も多く必要なるのでは?とお考えになった方。
どうぞご安心ください。

目的地を韓国にして発券した場合、なんと!単純に国内線の往復特典航空券を予約するより、必要マイル数は少なくて済む。

例えば今回ご紹介した、東京→ソウル→那覇→東京は必要マイル数が15,000。

一方、東京⇔那覇を単純往復すると、必要マイル数は21,000(ハイシーズン)。

目的地を韓国に設定しているのは必要マイル数が少ないためで、多少マイル数が増えても良いなら台湾や香港などを目的地にしてもOK。

さらにプラチナやSFCメンバーであれば、往路の羽田(成田)、復路のソウルで国際線ラウンジに入れるというメリットも付いてくる。



■わざわざソウルを経由するのは面倒だという方へ

いくら特典航空券を確保するためとは言え、沖縄に行く為にわざわざソウルを経由するなんて面倒だという方は、通常の2ヶ月+2週間前でチャレンジするしかない。

参考までにお伝えしておくと、2017年お盆の那覇→東京行(復路)は、2017年3月28日時点ですでに午後便は満席、午前便も2〜3便しか空席が無い。

よって2ヶ月+2週間前でチャレンジしても特典航空券が確保できるか微妙な状況だ。

今回ご紹介した手法でも出発日が近いと特典航空券の確保は難しくなる。
ただ、普通に攻めるよりは圧倒的に有利だと思われる。

よろしければ。

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