アシアナ航空のマイレージプログラムはエリート会員になりやすいことで知られている。

今日はアシアナ航空のマイルプログラムの中身を少し掘り下げて確認してみたい。


■アシアナクラブとは


アシアナクラブとはアシアナ航空のマイレージプログラムのことで、ダイヤモンドに到達するとスターアライアンスゴールド会員として優先搭乗やラウンジ利用などの特典が受けられる。
 
ゴールド
 GOLD
ダイヤモンド
DIAMOND 
ダイヤモンドプラス
DIAMOND PLUS 
プラチナ
PLATIUM 
カードイメージ 1255
1256
1257
1258
会員資格維持期間 24ヶ月 24ヶ月 24ヶ月 生涯
資格条件 加入日から会員資格維持期間(24ヶ月)以内に2万搭乗マイル積算orアシアナ航空30回搭乗 加入日から会員資格維持期間以内に4万搭乗マイル積算orアシアナ航空50回搭乗 加入日から会員資格維持期間以内に10万搭乗マイル積算orアシアナ航空100回搭乗 加入日から累計100万搭乗マイル積算orアシアナ航空1000回搭乗
スターアライアンス優秀会員の資格 1260
1259
1259
1259
マイレージの有効期限 10年 12年 12年 12年
ラウンジの利用(韓国所在) ビジネスクラスラウンジ利用券2枚
ビジネスクラスラウンジ
(同伴者1名を含む)
手持ち航空券の1ランク上のラウンジ
(同伴者1名を含む)
最上位ラウンジ
(同伴者1名を含む)
ラウンジの利用(韓国以外所在) ×
スターアライアンスゴールドビジネスラウンジ、契約ビジネスラウンジ
(同伴者1名を含む)
スターアライアンスゴールドビジネスラウンジ、契約ビジネスラウンジ
(同伴者1名を含む)
スターアライアンスゴールドビジネスラウンジ、契約ビジネスラウンジ
(同伴者1名を含む)
エリート会員搭乗マイレージ提供 5% 10% 15% 20%
手荷物の優先処理
優先搭乗 ×

スターアライアンスゴールドを獲得するにはアシアナのダイヤモンドに到達すれば良いことがわかる。


■アシアナクラブの特徴


アシアナクラブの特徴を整理すると以下の3点になる。

①会員資格維持期間が長い 
ANAやJALなどの日系エアライン筆頭に、多くの航空会社ではステータスが維持できる期間は1年に設定されている。

仮に2016年に最上級会員を獲得しても、年が明けたらまたゼロからのスタートとなる。
(SFC、JGCに入会する場合を除く)

それに比べてアシアナは2年(24ヶ月)に設定されているため、獲得したステータスが長く維持できることになる。

②ステータス獲得までの階段が緩やか
アシアナは会員維持資格が2年と長いため、ステータス獲得に必要なマイル(ANAで言うPP、JALで言うFOP)をゆっくりと積上げられる。

例えばANAの場合、プラチナ(スターアライアンスゴールド)を獲得するには1年で5万PP必要になる。

アシアナは2年で4万マイレージで良いので、1年に2万マイレージずつ積上げればOKとなる。

他のマイルプログラムと比較すると格段に緩い基準になっている。

③獲得マイルの有効期限が長い
アシアナクラブはマイルの有効期限が10年〜12年と長く設定されている。

ビジネスやファーストの特典航空券に交換する前に期限が切れていた人も、アシアナならじっくりと貯められる。

デルタやユナイテッドのように無期限を謳っているマイルプログラムもあるが、一定期間内にマイルの除加算がなければ失効してしまう。

アシアナは全く放置でも有効期限が長いのが特徴と言える。

その他、家族間でマイルの合算が可能で、高松や米子など日本各地の空港に就航しているなど使い勝手も良い。

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■SFCか?アシアナクラブか?


SFCは会員である限りスターアライアンスのゴールドが保証されるが、一度は暦年内に5万PP飛ぶ必要がある。

1年間でそこまでは厳しいという方は、アシアナクラブを考えても良いかもしれない。

多少苦労してでも1年で5万PP獲得してSFCに入るか、毎年2万マイレージを積上げてアシアナのダイヤモンドになるか。

それぞれの好みだろう。

ちなみにアシアナは提携のクレジットカードを発行している。
アシアナUCカード
アシアナクラブJCBカード

アシアナのダイヤモンドを狙うなら持っておいても良いかもしれない。


スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード