ANAのプレミアムクラスは搭乗当日に空席があれば、区間を問わず一律9,000円でアップグレードできる。

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もちろん事前予約も可能だが、路線毎に料金が異なる上に、大半の路線で当日アップグレード(以下UG)するより高くなる。

事前予約でも当日UGでも得られる特典は同じとあって、あえて当日UGを狙う人もいる。


■当日UGは何分前までにカウンターに行けば良いか?


プレミアムクラスへの当日UGは早い者勝ちになる。

ダイヤモンドやプラチナの上級会員が優先されるのはあくまでもキャンセル待ちの順位。

空席がある状態ならいち早くカウンターでUGを申し出た者が勝者となる訳だ。

今日は羽田から国内各方面行きの便において、何分前にカウンターに行けばUGできるのか。
3回に分けて調べた結果を掲載する。

なお全便の情報を載せると長くなるので、今回は午前6時台と7時台に羽田を出発する便に絞って掲載する。

●表の見方
・120、110という数字は出発時刻の120分前、110分前という意味
・◯=空席が十分ある、△=空席が少ない、×=満席

便名 出発時刻 行き先 120 110 100 90 80 70 60 50 40 30 20
ANA 089 6:10 石垣 × × ×
ANA 461 6:10 沖縄
ANA 985 6:15 伊丹
ANA 987 6:20 札幌
ANA 411 6:25 神戸
ANA 239 6:30 福岡 × × × ×
ANA 619 6:40 鹿児島
ANA 993 6:40 沖縄 × ×
ANA 293 6:40 鳥取
ANA 631 6:55 岩国
ANA 051 7:00 札幌
ANA 671 7:00 広島 × × × × ×
ANA 013 7:00 伊丹
ANA 651 7:20 岡山
ANA 583 7:25 松山
ANA 531 7:25 高松
ANA 241 7:30 福岡 × ×
ANA 463 7:40 沖縄 × × × × × × × ×
ANA1079 7:50 宮古島 × × × × × × × × × × ×
ANA 401 7:55 秋田
※調査日:2016/8/24、2016/8/31、2016/9/5
※調査開始時間:5:30〜
※プレミアムクラスの設定が無い便は除外


いかがだろうか。

やはり長距離便ほどプレミアムクラスの人気が高いことがわかる。

上記の表から読み取れることを整理すると、
①石垣行と宮古島行の当日UGは絶望的。
②石垣と宮古島以外の路線は空港に早く行けばかなりの確率で当日UGできる。
③沖縄行は遅くとも出発の100分前にはカウンターに行った方が良い。

今回の調査結果はあくまでも通常日の状況ということでご理解願いたい。
お盆や年末年始、ゴールデンウィークなどの超混雑期は全く違う状況になると思われる。

また羽田空港のカウンターは5:15にオープンするが、自宅から羽田までは公共交通機関を利用しており、最速でも5:30にしか着けない。

よって5:15〜5:30の15分間は調べられていない点もご了承願いたい。


■プレミアムクラスを事前予約した方がお得な路線


今回は羽田空港出発便に絞って当日UGできる確率を調べたが、事前予約した方がお得な路線もある。

お得な路線とはプレミアムクラスと普通席の価格差が小さい路線になる。

例えば関西⇔那覇の普通席は日によって12,200円から設定がある。(2016年10月)
同日のプレミアムクラスは18,200円なので価格差は6,000円。

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事前予約した方が当日UGするより3,000円お得となり、空港カウンターに慌てて行く必要も無い。

プレミアムクラスを予約する際は、普通席との価格差が9,000円以内かどうかを一つの判断基準にしても良いかもしれない。

ちなみに株主優待を使ってプレミアムクラスを確保する手もあるが、当方ではあまりお得とは考えていない。

株主でなければ事前に優待券を購入しなければならず、ヤフオクでは5,000円前後で取引されている。

購入にかかる費用や手間を考えると、最安値で普通席を抑えておいて当日UGが一番効率が良い。

もし当日プレミアムクラスが満席だったら、その時はスパッと諦める。


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