釜山行きのチャイナエアラインは予定時刻通り搭乗案内が開始された。

今回もビジネスクラス利用のため優先してゲートを通過。

が、この便に限って「優先」とはゲートを通過するまでを意味する。

飛行機は沖止めのため、全員がランプバスに乗車する必要があるためだ。

優先して搭乗口を通過しても、結局その後に来るエコノミー客を待ってバスが発車するため、飛行機に乗る時は優先でもなんでもない。

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寧ろ優先してゲートを通過すると、ランプバスの奥に入ってしまうため、機内に入るのは遅くなってしまう。

そうエレベーターでも先に乗ると奥に入るので、降りる時は一番後になるのと似ている。

機体はB737。ビジネスクラスは8席しかない。
このうち6席は埋まっていたので、ビジネスクラスの搭乗率は割と高い路線のようだ。

割り当てられたのは1A。

席に着くと隣に赤ちゃんを連れた親子がやってきた。

その方は赤ちゃんを寝かせるバシネットというベッドをリクエスト。

しかし取付け金具が故障しているとのことで、赤ちゃんを私の席に座らせたいとのこと。
CAさんから席の移動を求められ、空いていた後部シートに移動することになった。

以後、ビジネスクラスは全員がその赤ちゃん親子のファミリーのようになり、音の出るおもちゃで遊んだり、抱っこしたり、賑やかな機内と変貌した。

これはこれで面白い体験だった。

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シートは短距離路線にありがちな、モニター設備すらない旧型のリクライニングシート。

それでも前後の間隔はある程度確保されているため、窮屈な印象はない。

水平飛行に入り機内食が提供された。

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飛行時間の割には充実した内容に感じた。特段まずい訳でもなく普通に完食した。

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食後はハーゲンダッツアイスクリームにフルーツ、コーヒー。
どれも美味しく頂いた。

台北離陸時の混雑の影響で釜山到着が30分程度遅れたが、ビジネスクラスのため快適に過ごせた。