4日間の中国視察を終え、仁川経由で日本へ帰国する日となった。
帰りはデルタの特典航空券で大韓航空のビジネスクラスを確保している。

鄭洲の空港には出発の2時間前に到着したが、まだチェックインカウンターがオープンしていない。
仕方なくカウンター近くの椅子で待っていると、裏からゴロゴロと看板を出す作業が始まり、ようやく受付の準備が始まった。

ようやくチェックインを済ませたかと思うと、今度は出国審査のゲートが開いていない。
もっと早い時間帯に出発する便もあったのだが、少し時間が空いたので一旦閉鎖になったのか。

仕方なく再度椅子に座って待っていると、綺麗なお姉さんが近寄ってきた。
お客様は仁川行きのビジネスクラスをご利用ですか?と。

イエスと答えると、案内しますということで、出国手続きを優先して処理してくれた。
審査官も中国は楽しめましたか?と気さくに声をかけてくる。あれれ!?イメージしている中国と違うぞ。

出国審査を終えた後、綺麗なお姉さんが続けてビジネスラウンジまで案内してくれる。
何か政府の要人かVIPになったような気分で照れくさい。

ビジネスラウンジに入ると、受付スタッフがおはようございますと日本語で挨拶。
さらにフルーツの盛り合わせやドリンクまで運んで来てくれた。

なんだかあまりにも親切すぎて逆に恐縮してしまう。

ただビジネスラウンジの設備は日本の空港ラウンジレベル。
気持ちばかりの食事が提供されているが、種類は少なく、味も今ひとつ。
しかしながら搭乗口付近の椅子で待つのと比較すると雲泥の差。

そんなこんなでラウンジでまったりしていると、搭乗時間が近づいて来た。
すると先程とは別の綺麗なお姉さんが近づいて来て、搭乗口までご案内しますと。

言われるままについていくと、一般客が搭乗を今か今かと待っているのを横目に一番に機内に入れてくれた。

本当に超VIPになった気分。もしかして本当にどこかのVIPと間違えられているのではと不安になるくらいの対応を受けた。

ビジネスクラス最高。しかも特典航空券なので、ほぼタダ乗り。
これはエコノミーには戻れないなと思いながら機内に入った。

■画像は鄭洲空港にある大韓航空ビジネスラウンジ

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