台北での乗り継ぎもスムーズに終わり、いよいよフィリピン入国の時が来た。

事前にネットで調べると、マニラの空港職員はすぐにチップを要求するとか、入国時に難癖をつけられて金を要求されるとか、悪い話しばかりが目に留まった。

その影響もあり不安でいっぱい。

難癖をつけられても、そもそも英語が全くわからないので理解できるのか?
いや待て、英語がわからないのを理由にアホなフリをしようか。
いやいや、それで別室に連れて行かれては困る。ここは毅然と対応すべきか?

等々、マイナスな事ばかり考えながら入国審査の前までやってきた。

やはり見知らぬ土地では不安が先走りする。

入国審査のブースは全部で5ヶ所あった。

一番親切そうな人を選択したかったが、一列にならんで空いたところに順番に振り分けられるため、ここは運に任せるしかない。

次々と「ネクスト!」と呼ばれて行く。

さぁ次は俺の番だ。

ドキドキしながら50歳前後を思わせるおっちゃんのブースに。

黙々と処理をすすめ、無言でパスポートを返却された。あれ?何もないぞ?

ブログ2

入国にはさらにもう一関門ある。税関通過だ。

英語で何か聞いてくる。
本当に何を言っているかわからないので聞き返すと、日本語で「フィリピンは初めて?」「カバンの中に何入ってる?」と聞かれた。

初めてです。服しか入ってませんと応えると、行って良しと。

よかった。これで無事に入国できた。

今回がラッキなーだけか、それともネット上で噂されていた事は改善されたのか。

いずれにせよ、安堵に満ちあふれながら空港の外へ出た。